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第38回北摂ベンチャー研究会を開催しました

12月20日(水)18:30~1:50:茨木市クリエートセンターで「第38回北摂ベンチャー研究会」を開催しました。参加者は、研究会は20人、懇親会は17人で、盛会でした。今回は、「ブランディングとベンチャー」がテーマで、2人のベンチャー経営者の方が講演され活発な質疑応答が行なわれました。 

1報告:「なぜ今、ブランディングが重要視されているのか」

報告者:上月勇人氏(株式会社SEIWAクリエイティブディレクター)

    〒569-1047  大阪府高槻市大和1丁目1620

Mobile: 090-5362-5606

kozuki0921@gmail.com

自社ブランド「LAUNDRY TODAY

HPhttp://laundrytoday.jp 

Facebookhttps://www.facebook.com/laundrytoday.washdry/?ref=bookmarks 

<上月勇人氏のプロフィール>

・フリーランスのデザイナーとして活動開始

・広告代理店に就職し、デザイナーとしてSPを中心に経験を積む

・デザイン事務所へ転職

・大手通信会社(代理店)のハウスエージェンシーに転職し、クリエイテ

    ィブ 部署の責任者としてマーケティング、ブランディングに関わる

2017年株式会社SEIWAを立ち上げ、自社ブランドコインランドリー

LAUNDRY TODAY」をオープンする。

 現在は他社企業の店舗・商品などのブランディングに関わる

     <講演内容の概要>

・ブランディングとは?

・ブランディングと価値

・ブランディングとデザイン

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現在、企業・商品・サービスなど全てのものに対してブランディングが重要な時代になっている。上月氏が関わってこられたブランディング・デザインの実績の紹介と最近起業した「㈱SEIWA」や自社ブランドが紹介された後、やや、理論的な、マーケティングとブランディングの違い、なぜ今、ブランディングが重要か、市場を限定することでブランド化は可能である、ブランド化ではデザイン制作よりも会社や製品の思いを重視すべきである、など、ブランディングの意義と重要性、本質、などを話されました。 ***********************************************************************************

  第2報告:「集客ブランディングで小さな会社をブランドに変える」

報告者:廣里隆明氏(Brand Design TSUMIKI 代表)

         567-0841大阪府茨木市桑田町6-27ヴィラボナールA棟 201

Tel : 090-7761-6912 Mail : hirosato@bd-tsumiki.com 

ホームページ http://bd-tsumiki.com 

  <プロフィール>

小さな会社に特化した大阪府茨木市の集客・ブランディングデザイン会社Brand Design TSUMIKI 代表。

10年間、大手建設会社や百貨店・通販会社の広告(ポスター/電車広告/折込チラシ/カタログ)を制作するグラフィックデザイナー・ディレクターとしてデザイン会社に勤務。

2014年に独立し、わずか3年で93の顧客を獲得。「TVが取材にきた」「お申し込みが232%増」「チラシの反応率が平均の2倍」「看板を変えて1ヶ月で15万円の売り上げ増」など数多くの実績をもつ。

2016年には中小企業庁主催の「ふるさとグローバルプロデューサー 育成事業」の研修生に採用され、九州をはじめ世界7カ国で3ヶ月に渡ってブランディングや地域活性のノウハウを学ぶ。小さな会社の強み・魅力を発掘するコンサルティングと、集客チラシ・ブランディング名刺・集客動画・Webを組み合わせた独自のメソッド「集客ブランディング」で小さな会社の企業価値を高める活動をおこなっている。 

  <講演内容の概要>

・小さな会社に必要な“集客”を意識したブランディング

・集客できるデザインと集客できないデザインの違い

・実例!集客ブランディングで効果を実感したお客様の声

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廣里氏は、長年、デザイン会社でデザイナーとして勤務されていましたが、独立して小さな会社のデザインを引き受けると、従来のようなカッコ良いデザインをつくることよりも、集客ができるようなデザインにすることが非常に重要だということがわかり、集客を重視したデザインを考えるようになり、独自メソッドの「集客ブランディング」を開発された。そして、さらに、価格請求には、顧客のお店の売上増大にいかに貢献するかを考えることが重要であることがわかり、最近は、コンサル的な活動に力を入れるようになっている。そうすることで自社と提供サービスの価値を高めることが出来る、そして高い価格でも顧客を維持することができる、できている。

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以上、2つの講演は、いずれも、今回の研究会のテーマに沿った内容であるとともに、お2人の考え方も、デザインやブランディングは、企業や事業の理念や目的を実現するためのものであるので、とくに集客を増大させるものでなければならないという戦略経営的な考え方と、今日、ブランディングは、中小企業やベンチャー企業でも、非常に重要になっている、工夫次第で、地域では、小零細でもブランドになることができる、必要であるというベンチャー経営的な考え方、これを実践的にそして論理的にも解り易く説明されたのは印象的でした。この後、参加者からも沢山の質問やコメントがなされ、ディスカッションを通じて、理解は、一層、深められた。なかなか、良い内容の質の高い研究会であった、参加者された方の大体の感想はそのようであったと思われます。

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この後、ほぼ、全員が懇親会にも残られました。ブランディングの議論の継続や、名刺交換、情報交流、人脈づくりが行なわれて、閉館10分前の9時50分で散会しました。上月様、廣里様、参加された皆様、どうも有り難うございました。              (文責:小西一彦)